2010年10月〜2012年3月まで愛知県新城市の湯谷温泉郷にて、展示・制作していた美術作品「うつる」についての記録です。
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2010-10-22

「藁山の中から針を探す」/滞在5日目

滞在制作ができる最後の日でした。

まずは使わない荷物をまとめて
5日間お世話になった宿泊先をチェックアウト。

展示場所も宿泊先も宇連川からは、
隣と言えるほどすぐ近くの場所。
ですから、ずっと川の音を聞いていました。


今朝は夜のうちに雨が止んでいたので、
スムースに作業に取りかかれました。

作業をしてしばらくたつと、
いろんなお客さんが集まってきていたのに気付きました。
























こちらがごそごそ作業しているうちは、
まったく逃げる様子がありません。

私の方が「お客さん」と思われているのかも…。


ところで雨が止んだことは良いことでしたが、
一つ私が予想していなかった問題点がありました。

それは、針を失くしてしまうと
作業ができなくなってしまうことです。

うっかり針が地面へすべり落ちてしまうと、
植物や地面、枯れ草に埋もれてしまって
なかなか見つけられないのです。


2本を3回落として何時間か後に2回見つけたものの、
1本は見つからないまま…。
まさしく諺の通りでした。


しかも、見つかった針は地面の湿気によって
半日で錆びてしまっている始末。


次は予備の針を多く持って行くことにします。


16時半頃になると周りが薄暗くなってきました。





帰りの電車の発車時刻も迫ってきたので、
今回はここで終わりにしました。

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