2010年10月〜2012年3月まで愛知県新城市の湯谷温泉郷にて、展示・制作していた美術作品「うつる」についての記録です。
(写真はクリックすると大きくなります。)

2011-01-12

真冬の制作には温泉。/現地制作2nd

秋の終わりから親族の葬儀や風邪に罹っているうちに、
すっかり冬へと変わり、年が明けてしまいました。
体調が落ち着いてきたので、久しぶりにこちらへ作業へ向かいました。

飯田線にて特急のすれ違い待ちで一旦下車した
本長篠駅にかかっていた温度計では、正午頃で気温11度。
少しだけ日が長くなった所為でしょうか。
天気が良いので覚悟してきたほどは寒くはなさそうです。



湯谷温泉駅に着くと、
踏切のポストの辺りで
ゆったりと散歩中の猫と遭遇。





作品がある大駐車場の隅からは
別の猫が覗いていました…。








私が作品を見るのは、約2ヶ月半ぶりです。
白いオーガンジーの色が周りに馴染んだ色に変わってきていて、
ピカピカしていた感じから、ちょっと落ち着いた様に思いました。
























作品後ろの枝の間からは国道151号を通る車が見えました。

2ヶ月半の間に周りの木々の葉がすっかり落ちて
見通しが良くなり過ぎた感じがします。

初冬の頃は、周り一帯の木々が紅葉していた様子です。


作業を始めてしばらくすると、
地元の方たちが花祭りの準備をしに来られたのでご挨拶。

この広い駐車場の隅でちまちまと一人で何をしているのか…
さぞ奇妙に見えたことかと思います。

ちなみに今年の湯谷温泉郷での花祭りは、
1月22日から毎週土曜の夜に行われるそうです。


さて、今回は先回まで使っていた糸に加えて、
白いリリアン糸も持ってきたのですが、
見事に色が浮いています。。。

この色も数ヶ月したら、周りの色と馴染んでくる、はず…。
















16時近くになると、ずいぶん風が冷たくなってきたので、
作業を終えて片付け開始。
指が冷えきってしまって、長い時間の作業は難しいです。

帰りの電車には、まだ充分に時間があったので、
国道をまわり、湯谷大橋を渡って駅へ向かうことにしました。

国道への出入口に、こんなのぼりがお目見えしていました。


また、会場ごとに作品の設置マップや
デジタルスタンプラリーのポイントなど、
サイン類も増えていましたよ。
一目でわかるものがあると嬉しいですね。


湯谷大橋を渡ると、もう駅はすぐ近く。
ここの温泉スタンドと足湯がある駐車場も
アートの森の展示として設置されている作品があります。
























ちなみに写真は利修仙人像と足湯。
白い湯気がのぼる温泉を見て、
思わず作業で冷えた手を湯に入れてしまいました。

しかし全身ガチガチに重ね着をしていたので、
靴下だけ脱いで浸かる…ことはできず。。
ここで私が足湯を愉しめるようになるには、
もう少しあたたかくなってからになりそうです。