3日間の予定で作品の再設置作業をしに行きました。
昼過ぎに東栄町の旧東部小学校に到着。
校舎の中から北側を見やると、南天の赤い実と紅葉の木々で初冬の風景でした。
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ちなみに飯田線の東栄駅は町の南端にあり、駅から100円で乗れる町営バスにて中心地へ移動します。
たまたまこの日は電車が遅れていたのですが、
電車の到着に合わせて発車しているようでスムーズに乗れました。
どの停留所で降りたら良いかわからなかった時は、運転手さんに聞くと親切に教えてもらえましたよ。
現地スタッフの方に荷物の受け取りをお願いしていたこともあり、
この日は玄関前の廊下にて準備作業をさせてもらいました。
大きなスカート状にした土台の布に枠を通しています。
チェーンソーで作品を作っている方がいるので、静かな校舎の中に遠くから音が響きます。
この旧東部小学校は、昨年の3月に閉校されたとのことです。
ちょうどこの時は「きてみん!奥三河」の東栄町企画展の会場となっていました。
校長室に残っていた、おそらく最後まで使われていたカレンダー。
板張りの廊下から教室をのぞいたところ。
奥に見える教室内にはスサイさんが展示をされていました。

まだ閉校して1年目だからか、あまり古びて傷んだ印象はありません。
建物は使われて人の手が入っている方が、建物自体もしっかりして空間もいきいきしているように見えます。
やはり人が使うために作られたものだからでしょうか。
教室に残された鬼のお面。

鬼は花祭りの中では堂々と力強く頼もしい存在です。
「山を割り、生命の再生を図り、生まれ清まりの役割を担う」山見鬼
「大地に新しい生命力や活力を吹き込み、自然の恵みや、五穀豊穣をもたらす」榊鬼
(北設楽花祭保存会発行のパンフレットより)
昔話に出てくる人を脅かす者というよりは、
屈強で厳めしい神様としての顔をしている気がしました。
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