2010年10月〜2012年3月まで愛知県新城市の湯谷温泉郷にて、展示・制作していた美術作品「うつる」についての記録です。
(写真はクリックすると大きくなります。)

2012-01-29

冬空の下に春の気配(前篇)/現地制作6th

少し早めの飯田線に乗って到着したのが朝の9時半頃。
さすが休日。車内の雰囲気を観察するだけでもちょっとした高揚感が味わえます。
旅行やトレッキングに出かけるグループもいれば、
鉄道ファンに人気がある路線ということもあり、車内でもカメラをしっかり握るお客さんもちらほら。

湯谷温泉駅でも昨年の秋から駅舎で運営されている「Café de 牧水」が話題になったり、
前日の28日からきてみん!奥三河の新城市企画展が開催されている所為か、
まだ開催時間には早いもののいつもは静かな温泉駅も少しそわそわ。
普段見かけなかった層のお客さんが降りていて、何だか違うところに着いた気分。

そんな様子を横目に見ながら、とりあえず先に作品へ。


重なる木々の影が、作品や白く冬枯れした地面に落ちていて、
ふとした角度で一体化して見えたので1枚。


晴れの日が続いているからか、川の流れも穏やか。
この日は天気が良くて青空が川面に映り、水がきらきらと光ってとてもきれいでした。
写真はつり橋から馬の背岩がある方向を見たところです。


それにしても、冷たい風が強くビュービュー吹いているのでびっくり。
寒い!!
でも…落ち着いてみると、陽射しはとてもあたたかいのです。
ちょっとだけですが、春が近付いて来たのを感じます。


布越しに透けた枯れた植物の枝やつるを、小さな森に見立てて。

作品の上に積もっていたカエデの種。

後篇に続く)

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