2010年10月〜2012年3月まで愛知県新城市の湯谷温泉郷にて、展示・制作していた美術作品「うつる」についての記録です。
(写真はクリックすると大きくなります。)

2011-04-14

春らんまん、花のにぎわい(前篇)/三河槙原駅から

2ヶ月ぶりに制作へ。
今回は湯谷温泉駅から一つ北側の三河槙原駅で降りて向かうことにしました。

駅舎から出てすぐに目をひくのが、採石場だという大きな断崖。
この辺りは鳳来寺山の裏手に当たるそうです。


断崖の下を通って歩いて行く途中、
車が通れるか通れないかぐらいの巾の短いトンネルをくぐりました。

























この「槙原トンネンル」は、もともとは素堀りのままだったのですが、
トンネルの上に流紋岩の断層があるためか、
コンクリートでがっちりと補強されるようになっていました。

流紋岩は火山の活動によってできた岩石なのですが、
断層同士が擦り合ううちに岩が細かく砕かれ細かい土粒に変わっていくので、
水で削り取られるいうちに断層の部分は自然と低くなりました。
(トンネル天井右上から山上への部分に注目)

小さな山を下ると、左に宇連川が見えるようになります。
駅からほど近い対岸の辺りは「湯谷園地」として整備されていて
広い駐車場や「樹林広場」があります。
(樹林広場にもきてみん!奥三河に参加している他の作家の作品があります。)
川には鮎のヤナ場もあり、
子どもが川遊びができるように護岸されているところもありました。
また、山上には「県民の森」があるので夏はとてもにぎわいそうなところです。


ここからしばらく名勝・板敷渓谷の景色がよく見えます。
川底が板を敷いたような平らな岩盤であることから「板敷」という名前が付いたそうです。
川面をのぞくと、澄んだ水を通して川底の岩の模様がよく見えました。


すぐ右には飯田線の線路。
川と線路に挟まれた道をてくてく歩いていると、
時々サイクリングをしている人とすれ違います。

かつて忌野清志郎さんがお気に入りの場所だったという湯谷温泉。
訪れた時は彼もこの道を走っていたのでしょうか。


花の後から葉が出る
コバノミツバツツジの花もそろそろ満開でした。
あちこちで見かけました。
「レスト板敷」の駐車場にも植えられています。
 薄い紫色をしているタチツボスミレの花。
葉っぱがハートの形をしています。
黄色いイチゴの花ですが約2センチほどあり、
ヘビイチゴより大きいので、
ヤブヘビイチゴの様子。















集落を抜けて旅館街と湯谷温泉駅前へ到着。
こちらもおだやかな春の景色につつまれていました。
橋を渡ってようやく作品へと向かいました。

後篇に続く)

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